ウォーターサーバーの仕組みとしては、サーバーと呼ばれる装置に水を入れたボトルやバッグなどを設置して給水を行うというものです。ボトルやバッグの内容量は5リットル以上の大型のものが使われており、これらを交換することで安価に安全なお水を飲むことができます。またサーバーのレンタル料金は一定のお水を購入することで無料になるのがほとんどです。
交換の方法そのものはボトル差込口に変えるボルトを挿入するだけで良いのがほとんどですが、その箇所は汚れやすいため定期的に手入れをする必要があります。特に汚れた状態を放置すると雑菌が発生する可能性があります。これはウォーターサーバーで使用されている水がRO水にしても天然水にしても、塩素による殺菌消毒が行われていないためです。
基本的には差込口へは汚れが付かないようにセットできるようになっていますが、それでも長期間使用しているとほこりや汚れがつきますから、それらは拭き取るなどのお手入れが必要です。
拭き取りの方法はそれほど難しいものではありませんが、拭き取りのさいにはキッチンペーパーなどの水に溶けないものである必要があります。また洗剤や水道水は使わず、交換するウォーターサーバーの水で行う必要があります。
比較に迷ったら天然水を
ウォーターサーバーを導入したいと思ったさいに迷うのが水の選び方です。ウォーターサーバーで使われているお水は、大きく分類するとRO水と天然水の2種類になります。RO水は、RO膜処理をした水のことでRO膜は逆浸透膜とも呼ばれ、0.0001ミクロンの超微細な孔が開いているフィルターです。このフィルターに水を通すことで、不純物を除去することができます。これにより水に含まれる物質をほとんど取り除くことができるのがメリットで、また元になる水質は選ばないので安価に製造ができるメリットがあります。ただ純粋なRO水は純水に近いものであり、最後にミネラル分を添加しているケースもあります。このため美味しさから言うとやや味気ない水といえます。安さだけならRO水でも良いですが、おいしいお水を飲みたいのであれば、天然水を選ぶのが無難です。
天然水は、特定の水源から採水された地下水であり、売られているミネラルウォーターと同じ水が使われています。もちろん、安全に飲めるようにろ過され加熱殺菌処理がされてしますが、RO水とは異なり自然なミネラルが含まれているので、おいしいお水を飲むことができます。
いずれにしても飲料水として毎日使うものですから、ウォーターサーバー選びに迷ったら天然水を試してみるのが無難です。